超電導応用機器システム
超電導体の実用的応用を目指して,基礎物理から応用システムまで含めて研究を進めています。特に,バルク超電導体(超電導体の塊),超電導線材および超電導薄膜のエネルギー機器応用に着目しています。研究においては,超電導体の電気磁気的特性と電磁力,通電特性等を実験や数値解析を通じて解明し,さらにそれらを応用した機器の特性解析や実験を行って,応用可能性を検討しています。
- 電気推進式航空旅客機に搭載する超電導モータ
- 人工衛星に搭載する超低損失超電導磁気軸受け
- 10MW級の高出力を実現する超電導風力発電機
- 省エネルギー社会を担う超電導電力機器
- 鉄道・輸送システムへの超電導技術の応用
- 超電導体の電磁気的・熱的現象の複合シミュレーション

先進的電磁界応用システム
磁気浮上鉄道は,最高で時速600kmに迫る高速走行が可能であり,騒音低減の点でも優れています。リニアモータは,磁気浮上鉄道の駆動に使われていますが,その他にも高出力でコンパクトな駆動系を実現できることから,様々な産業応用が研究されています。
